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訪問介護に超小型EV活用 神奈川・厚木で国内初の実証実験

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 介護現場で超小型電気自動車(EV)を活用する実証実験が今月、神奈川県厚木市小野の特別養護老人ホーム「玉川グリーンホーム」でスタートした。機動性や静粛性などの特徴を生かして訪問介護などで使用し、地域の新たな交通手段の可能性を探る。

 実証実験は、市と市内に研究所を持つ日産自動車が昨年11月に締結した協定「グリーンモビリティ・プロジェクト」の一環。同社の1人乗り超小型EV「ニューモビリティコンセプト」(NMC)を1台使用し、訪問介護や訪問相談をする職員が乗車する。

 訪問介護は狭い道での走行や、緊急の場合に深夜に行うこともある。そのため、車体が小さく、走行音が静かなNMCの活躍が期待される。また、NMCはドアに窓ガラスがないため、寒冷期に使用する際の課題を調べ、今後の開発につなげるという。

 NMCは、横浜市の中心部で観光客らに貸し出したり、鎌倉市で職員の移動などに使ったりして実証実験を行っているが、介護分野での利用は国内初。今回の実証実験は3月8日まで2カ月間、実施される。

編集部より:この記事は 産経デジタル 様の2014/01/26の投稿を転載させていただきました。